茨城県障害者権利条例10周年記念パレードの報告

県庁の建物を背にして、横断幕を先頭にパレードをしている参加者たち

 「障害のある人もない人も共に歩み幸せに暮らすための茨城県づくり条例」(以下、茨城県障害者権利条例)が、今年4月で開始されて10年になるので、毎年、恒例となっているパレードを、今年は、水戸市の茨城県庁から、セキショウ・ウェルビーイング福祉会館までで開催しました。

 今回は、パレードのスタート前に、この条例の成立にご協力いただいた関係者や県議会議員の皆さんに、ご参列いただき、記念式典を開催してから、パレードがスタートしました。記念式典では、くす玉の開花や、茨城県に要望書の提出を行い、参加者全員で、記念撮影を行いました。

パレードでは、
1.聴覚障害者のために手話と文字情報を!
2.歩きスマホしないで白杖をもった視覚障害者もみて!
3.合理的配慮の助成金制度を県内、全部の市町村で実施して!
4.茨城県障害者差別相談室の電話番号は 029-246-6049 です。
5.分離教育ではなく、インクルーシブ教育!
6.『思いやり』と人権は別物!
7.旧優生保護法の対象者は相談を!
8.施設入所でなく、自立生活!
9.無人化で取り残さないで!
10.駅のホームドアを増やして!
11.学校の保護者の付き添いをなくそう!
と、11種類のメッセージの書かれたプラカードを掲げ、それをコールしながら、みんなでゴールまで歩きました。また、ダスキン研修生のココさんは「誰もが暮らしやすい街」と中国語で書かれたプラカードを掲げて、パレードしました。

ゴール地点では、条例10周年をケーキでお祝いして、参加者で美味しく食べて、終了となりました。

 今年度は、条例10周年の節目の年になるので、少し規模の大きい学習会などを開催できたらと考えています。ぜひ、お時間があれば、ご参加ください。

 最後に、今回も、この写真は、カメラマンの柴田大輔さんにお願いしました。柴田さん、いつも、素敵な写真をありがとうございます!